名桜大学情報システムズ特別講義 宜野座村長の講義
今年度も宜野座村は、宜野座村人材育成事業の一環で、
「名桜大学情報システムズ特別講義」を実施しています。
その目的は、
課題に対応したプロジェクトをチームで立ち上げ、
ユーザー検証まで行う体験型プログラムとすることで、
社会人基礎力の向上を目的とする。
また、「今」できることと、未来の自分を見据え「足りないもの」を体験させつつ、
「何のために」学び、「誰のため」に働くのかに気づかせ
主体的な進路選択につなげていくことを目的としています。
第三回目10月13日(木)の講義は、宜野座村長 當眞 淳 氏の講義でした。
當眞村長には、「沖縄県における情報通信産業に関する今と未来」について、
沖縄県の魅力や産業経済、雇用についての現状、宜野座村の現状、取組、
今後の課題についてのお話の他、當眞さん自身が学生時代、
社会時代の経験から学んだことも社会人の先輩として親身にお話いただきました。
私たちが住む沖縄県は、アジアを中心に見ると地理的にも優位的であって、
観光産業だけではなく、今後のアジアの巨大マーケットの中心として、
または情報通信産業においても、とても魅力的な場所であること。
そして沖縄県の経済は、これからもまだまだ大きな可能性を秘めていると
ワクワクするお話しもしていただきました。
宜野座村は、
沖縄県の中でも情報通信産業への取り組みが進んだ地域のひとつで、
IT関連企業の誘致・育成並びに地域活性化及び、雇用創出を目的に、
「宜野座村ITオペレーションパーク」を設立しました。
「宜野座村ITオペレーションパーク」は、目の前には海と空が広がる自然豊かな立地条件、
様々な自販機やパウダールームの設置など、働く人が働きやすい環境作りも行っています。
そして宜野座村は、
現在、ITに対しての企業誘致活動だけでなく、人材育成の活動として、
①宜野座村まつりIT関連周知(ぎのっちゃ!わくわくIT体験コーナー出展)
②名桜大学情報システムズ特別講義の実施
③小中学生、または教職員(保護者)向けのIT産業啓発プログラムの実施
に積極的に取り組んでいることについて話がありました。
また宜野座村は、農業を主体としたのどかな雰囲気を残しつつ、
宜野座村ITオペレーションパークなどの企業誘致や雇用の場を設け、
税収の場や公共の場などを近場に作り、きちんと住み分けしやすい
適度な村つくりに取り組んでいるそうです。
當眞村長のお話を聞くと、宜野座村に住んでみたくなりました!
これからさらに必要とされる産業である「IT」の魅力についてや、
社会で求められる人材像について、當眞村長の熱い想いを聞いたことで、
技術だけではなく人間力が必要なこと、そして
IT業界をより身近に感じ、将来の就職先のひとつとして感じてくれたら嬉しく思います。
直接、宜野座村長の當眞淳さんの講義を聞き、
疑問に思ったことをすぐに質問をする時間は、
生徒達にとってもITへのより強い関心へとつながったことでしょう。
本講義を受けている学生たちは、1月に開催される「IT津梁まつり2018」にて
自分達が作成したプログラムを出展します。
本日の講義を受けてのITが担う今後の役割や価値についての重要さも含め、
当日まつりに来場される子ども達へも「IT」への感心や重要性を楽しみながら
ぜひ伝えていって欲しいと思います。