平成29年度 第2回北中城村グッジョブ地域連携協議会
11月6日、第2回目の北中城村グッジョブ地域連携協議会が開催されました。
北中城村内小中高の校長または教頭、教育委員会、商工会、観光協会、
中小企業家同友会、村雇用サポートセンター、村議会委員長など村内の様々な方々が参加しました。
北中城村グッジョブ連携推進事業では、この協議会が中心となり、
村が目指す将来像の実現に向け、未来の北中城村を支える産業人材の排出・定着を目指し、
北中城村型キャリア教育を取り組んでいます。
1 夢や希望を育む小学生から社会の一員としての自覚と参画意識を持たせる高校生において、
各発達段階に合わせたキャリア教育の視点。
2 北中城村のこれからのまちづくりを踏まえた産業の理解の視点。
北中城村型キャリア教育では、上記の2つの視点で年間を通して子ども達へ様々な取り組みを行っています。
はじめのあいさつ 北中城村議会 建築文教委員長 天久 朝誠 氏。
本日は、これまでの取り組みを小中高ごとに実施した活動を報告。
活動内容に加え、アンケートの集計結果を用いての実施をした子ども達の変化などを報告しました。
活動やアンケート結果の報告を踏まえ、
今回参加いただいた島袋小学校 教頭の知念靖氏から
「直接、働く人の話を聞くことや、働く姿を見る話ことは、貴重な体験になったと思う。」
など感想をいただきました。
北中城中学校では、進路講話やマナー学習、職場体験などの活動を行い、
本日参加いただいた北中城中学校 校長の照喜名 朝盛 氏より
「活動を通して人と協力してチームワーク力を高めることは、
生徒たちにとって貴重な経験になったと思う。
特に、先輩である高校生の話や、
職場体験を通して体験する前と後ではなんらかの意識の違いを感じる。
ただ、10%を占める全く働くことに対して興味がない生徒に対してどのような対策をしていくかも課題。」
など感想をいただきました。
地域の産業を知る取り組みとして活動した「きたなかキッズJOBクラブ」、
「きたなかティーンズJOBクラブ」についても、活動の報告や今後の活動予定等を報告しました。
また意見交換では、話題提供として北中城村雇用サポートセンター就職支援相談員の古波蔵丈久 氏から
北中城村における現在の求職者や求人の状況、若年層からみえる特徴、高校卒業後の学卒者の就職の傾向や、
就職に対する意識などの現状について、私見を交えながらお話を頂きました。
若年層の三年以内の離職率の高さを改善する為にも、仕事内容に対するミスマッチや、
希望する職種がある若者への早い段階でのアシストが重要ではないか、という内容が上がりました。
参加いただいた中小企業家同友会 阿嘉 久美子氏より、
「児童や生徒の事前・事後アンケート結果を見て、
予想以上に児童や生徒へなんらかの想いや内容が届いていることを知りました。
それは、職場体験を受けている側からすると、この反応は素直に嬉しい。
ただアンケートから、実施直後以降の反応が低迷している点から
、働くことに対する意識付けのためにも、
継続的な取り組みやサポートが重要だと感じました。」と感想をいただきました。
他、ご参加いただいた方々からも北中城村の土地と人柄を踏まえた教育体制、
雇用状況など多くの貴重なご意見いただき、内容の濃い意見交換の時間となりました。
北中城村グッジョブ連携推進事業は今年度が5年目の活動の年にあたり、
地域の中でも、5年間での様々な変化、取り組みの成果などがでてきています。そ
の変化や現状、本日の意見交換を踏まえ、児童や生徒たちが社会と常につながり、
働くことに対する前向きなイメージ転換や、
人の質をあげていけるような取り組み多く実施していきたいと思います。
第2回北中城グッジョブ地域連携協議会にご参加いただいたみなさん、ありがとうございました。
平成29年度 第2回北中城村グッジョブ地域連携協議会
日時 平成29年11月6日(月)
場所 北中城村中央公民館 2階研究室