未来の産業人材育成事業 宮古島市立伊良部島小学校・中学校7学年への実施
こんにちは。
先日の11月29日に
未来の産業人材育成事業にて、宮古島市立伊良部島小学校・中学校7学年を対象に
産業の魅力や理解を促す出前講座(体験プログラム)を行いました。
講師は、
観光産業:一般社団法人 宮古島観光協会 様
文化産業:宮古織物事業協同組合 浦崎 美由希 様 の2団体からそれぞれ派遣していただきました。
今回は、生徒は2手に分かれそれぞれのたっぷりと1つの産業について学ぶ取組を行い
観光産業では、ワークショップ「宮古島の観光案内の作り方」
文化産業では、「宮古上布の歴史や道具・素材・歴史に触れてみよう」の授業を受けました。
文化産業では、宮古上布が「自然布」と呼ばれる理由や、手作業で行われる工程の緻密さについて学び、
生徒たちは地元にそんな希少価値の高い織物があったことに驚いた様子で
また、藍染めの工程や、織機、染色に使われる木の枝や繊維の素材に触れることで、
しっかりと宮古上布の制作過程を体感する時間を過ごし、興味を高くもった様子でした。
観光産業の授業では、宮古島の観光の現状と課題について解説し、「サスティナブルツーリズム」を目指す宮古島観光協会の取組みを紹介しました。
特に、サンゴの保全やゴミ問題といった環境保全の重要性について触れ、
持続可能な観光の実現が宮古島における観光産業の未来に不可欠であることを強調し、
その上で、宮古島の魅力を守り発信するツアープランを生徒達で考えるワークショップへと繋ぎ、発表まで行いました。
観光客に楽しんでもらうためのプランを具体的に提案した内容は、観光協会のスタッフも驚くほどの独創性に富んでおり、
生徒たちが日頃から地域についてよく考え、観察していることがうかがえました。
生徒たちが地元をより深く理解し、将来の進路を考えるきっかけとなっただけでなく、
地域の魅力を次世代に伝え・継承していく重要性を産業界と学校側にとっても共通で実感する機会ともなったと感じています。
ケイオーパートナーズでは、引き続き得意とする地域資源の発掘やそのキャリア教育への発展などを通して
社会や教育分野への貢献に励んでいきます!